春夏秋冬、出鱈目

 

イントロがおしゃん。

 

Earth,Wind&Fireの『September』。この曲はことさらに好きで、ちょっと洋楽でも聞こうかしらなんて気分になったらほとんどマストで流している。

 

というのも、七八十年代の洋楽にハマるきっかけとなったからだ。それまでは邦楽専門生粋のミーハーだったが、この機を境に世界の裾野が広くなった、気がした。QueenABBAELOetc...相変わらずのミーハーではあるけれど、でもある種、この曲は原点のようでひと塩の想いがある。

 

でも何故だろう。歌詞は九月の恋について語っているのに、脳内でリンクしている風景は春先のものが多い。四月だとかそういった。

 

そして"何故"と先で書いたがワケははっきりとしていて、なにを隠そう出会いの季節に出会ったから。要は四月に初めて九月の曲を聴いた、数年前の。だからたぶん、頭の深い部分で春と秋が不器用にもランデブーしてしまったんだと思う。望む望まず関わらず。

 

つまるところ『September』は、あの愛すべき曙の季節にべったりと貼りついてしまっていて、無理に引き剥がそうものなら、いらんものまで一緒に持っていってしまいそうでなんだか怖い。

 

まあ、別にいいか。

 

好きという想いに間違いはないし、いつどこで触れようが内容に差なんてないはずだ。まさか誰かが迷惑千万を被ることもなし。コタツでアイスとさして変わらん。